開業医師インタビュー

開成くさやま整形外科リハビリクリニック草山 喜洋 院長

住所
神奈川県足柄上郡開成町みなみ4-5-7
URL
https://kusayama-seikei.com/
開業日
2025年5月19日
診療科目
整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・形成外科
開業支援実績
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2025年5月、神奈川県足柄上郡開成町に「開成くさやま整形外科リハビリクリニック」が開院した。
生活道路として多くの車や人が往来する「開成中央通り」沿い、交差点すぐの視認性に優れた場所に位置し、
小田急線「開成駅」からも徒歩10分と良好なアクセスを誇る。

院長である草山先生が勤務医時代に実感した「この地域に不足している医療」を補うべく、
同院ではMRIや理学療法士によるリハビリテーション、最新の治療法を診療の柱に据えている。
今回は、開業準備から現在まで草山先生を支えてきた医歯薬ネットの下田にも同席してもらい、
開業までの道のりを振り返ってもらった。


医師への憧れ、故郷への想い

幼少期はあまり体が強くなかったため、小学生の頃に2回の入院・手術を経験した草山先生。
その際に出会った医師の姿に憧れ、医師を志すようになった。
もう一つの原点は、生まれ育った故郷への想いだった。将来は「地元に貢献したい」と、国立浜松医科大学医学部へと進学した。
整形外科を選んだ理由には、自身が親しんできたスポーツと、家族の存在があった。

「サッカーやサーフィンをしていたこともあり、スポーツと親和性の高い整形外科に興味を持ちました。
また、祖母が人工関節の手術を受けた際、私自身が助手として手術に入ったこともあり、
これは天命だと思って整形外科の道に進みました」
 

地元で働いて実感した「不足している医療」

大学卒業後は、神奈川県内の基幹病院で勤務し、臨床も研究も充実した日々を過ごしていたが、
同時に先のキャリアを考える機会も増えていった。

開業を考え始めた草山先生は、2019年5月、横浜で開催された医歯薬ネットの医院開業セミナーに参加した。
当時は勤務の都合もあり開業には至らなかったが、その後、
神奈川県立足柄上病院で勤務するようになってから、開業を本格的に考えるようになった。

「この地域に不足している医療があることを直に感じるようになり、
患者さんからも『こういうクリニックがあったらいいのに』と言われることも少なくありませんでした。
そこで、じゃあ私が作ろう、と思うようになりました」

特に課題を感じていたのは、MRI検査と理学療法士によるリハビリテーションの提供だった。

「MRI検査を受けたくても大病院でしか受けられないので、検査までに時間がかかってしまいます。
その間に状態が悪化してしまう患者さんを何人も見てきました。
また、術後のリハビリを受けられる施設も少なく、
きちんとリハビリをしていればもっと良くなる患者さんがいっぱいいることにも、もどかしさを感じていました」

加えて、横浜での勤務経験があるからこそ、都市部との治療格差も気になったという。

「PRP療法やクーリーフ治療などは、横浜では標準的に受けられる治療ですが、地元では実施する施設が少ないのが現状です。
そのため、わざわざ時間をかけて東京や横浜まで通っている患者さんもいました。
そうした地元の状況を見て、私がここで開業すれば多くの人に喜んでいただけるのではないだろうかと考えました」

再び開業について検討を始めた草山先生は、会計事務所や他の開業コンサルティング会社にも話を聞いたという。
それでも最終的に医歯薬ネットを選んだ最大の決め手は、「担当者との相性」だった。

「私が目指すクリニックの規模感や診療方針を伝えた時に、下田さんは私と同じ視座を持って開業計画を提案してくれました。
また、一般的に言う『コンサル会社』には、パッと出てパッと消えるイメージも持っていましたが、
医歯薬ネットさんは長年にわたって数多くの開業を支援してこられたので、安心して任せられると思いました」
 

「ここしかない」と思えた開業地

開業に向けて本格的に動き出したものの、医歯薬ネットが提示した事業収支計画で算出された必要資金は、草山先生の想像を大きく上回っていた。

「あまりの額の大きさに不安になりましたし、正直、やっぱり開業は難しいかもしれないとも思いました。
しかし、医歯薬ネットさんから紹介された会計事務所にも入ってもらい、
打ち合わせを重ねる中で、少しずつ不安は解消されていきました」

資金面の不安を乗り越えられた理由は、それだけではなかった。
下田が「あの場所じゃなかったら、延期や断念という選択もあり得ましたよね」と振り返ると、
草山先生も「本当にいい場所を見つけてくれました」と頷いた。

開業エリアは草山先生が生まれ育った地元・足柄と決めていたものの、
医歯薬ネットからは比較検討の一環として横浜や平塚、相模原の物件も紹介されていた。
各エリアとの比較を行ったうえで、最終的には念願だった足柄地域の中にある、開成町の土地に決めた。

「交通の要所でありながら視認性も高いですし、近くに小学校や西松屋もあります。
下田さんから将来性のあるエリアだと教えてもらった通り、実際に現地を見てみると活気があって、
まだまだこれから大きくなる街だと感じました。
また、医歯薬ネットさんはその診療科に合う開業形態や場所選びについてのノウハウをお持ちで、
あの土地はそれらの条件とピタッと合致したのも大きかったです」

本物件を紹介した下田は、この物件への手応えをこう語る。

「今はまだ人口の少ないエリアなので、落下傘開業の場合はなかなか選ばれにくい場所だと思います。
しかし、開業するタイミングやエリアの将来性など、開業に適した条件がすべてそろっていました。
草山先生は地の利もあり、開業後の具体的なイメージができたようで、
『ここで開業すれば絶対患者さん来ますね』とおっしゃっていて、私も安心しました。
そして、その手応えを確信に変えてくれたのが、内覧会でした」
 

想定をはるかに超えた反響

草山先生が「あまりにも人が来すぎましたね」と苦笑いしながら振り返ったのは、
2日間で1,300人を超える来場者数を記録した内覧会だ。


開業直前は、地域に受け入れてもらえるか、患者さんが来てくれるか――多くの先生が不安を抱える時期でもある。
内覧会はその不安を和らげる大切な機会となるが、地域から熱望されていた整形外科クリニックということもあり、
開成くさやま整形外科リハビリクリニックには2日間絶え間なく人が押し寄せた。

「医歯薬ネットさんからは下田さんたち担当コンサル以外にも何名かお手伝いに来てくれたのですが、初日の大雨の中、
ずぶ濡れになりながら交通整理にあたっていただいたり、
人が殺到することで発生したクレーム対応までしていただいたりと、尽力していただいて感謝しています。
当日は大変な状況でしたが、地域の方々の興味や関心が非常に高いのだと実感できました
」

その反響は、開業後も続いた。
5月19日の開院初日から多くの患者が来院し、32台分の駐車場は常に満車。開業からわずか4カ月ほどで、第2駐車場が開かれた。

「ほぼ毎日のように満車になってしまうので、下田さんにどうすればいいんでしょうと電話で相談しました。
そうしたら、すぐに近隣の土地オーナーのところへ交渉しに行ってくれたんです」

9月末にはクリニックの隣で第2駐車場の運用を開始。それでも需要は伸び続け、現在は第3駐車場まで運用している。
長期休暇の前後は、その第3駐車場まで満車になるほどだという。

これほどまでに多くの患者を集める理由の一つが、草山先生が「この地域に不足している」と感じていたMRI検査の実施である。

「診察して『大丈夫ですよ』と伝えても、根拠となるものがないと、患者さんは『本当に大丈夫なの?』となってしまいます。
また、最近では『AIに聞いたら、MRIを撮った方がいいと言われました』と検査を希望される方も増えています。
MRI検査を行うとレントゲンでは見えない骨挫傷や不顕性骨折が見つかることもあるので、
患者さんには喜んでいただけています。

ほかにも、病院で検査を受けようとすると紹介状が必要だったり、選定療養費がかかったりと時間もお金もかかるので、
MRI検査への敷居を下げることができて良かったと思います」
 

歯車のように噛み合うチーム医療

押し寄せる患者に対応するため、リハビリやMRIを含む診療体制を支えているのは、日々奮闘するスタッフたちだ。
草山先生は院長として、勤務医時代には感じることのなかった大変さにも直面していた。

「院長としてクリニックを運営するとなると、人・物・金をどうマネジメントするかが重要ですが、
特に"人"は大変だなと思います。患者さんが増えると自ずとスタッフも疲弊するので、
人的補充が必要になります。開院当初は15人だったスタッフが今ではパートを含めて35人になっているので、
人のマネジメントの難しさを感じることが多々あります。
 
しかし、受付や看護師、助手、療法士など、
それぞれの役割が歯車のように噛み合ってこそ、クリニックは滞りなく回ります。
無駄のないオペレーションについては開業前に行った模擬診療の時から意識してやってきたつもりですが、
まだまだこれからですね。人手を増やすにも限りはあるので、
今はAI電話やAIカルテなどのデジタル技術も積極的に取り入れて、効率化の徹底を目指しています」


▲ 効率的な診察を可能にする、3つの診察室

迷ったらトライ!

開業から1年あまり、まさにロケットスタートを切った草山先生。
慌ただしい日々の中でも、地元の医療に貢献できていることに大きな喜びを感じている。

「月並みではありますが、やはり患者さんに喜んでもらえるのが一番ですよね。
どれだけ忙しくて大変でも、患者さんからの『ここに来てよかった』という一言で救われています」

開業前に抱いていた資金面の不安も、今では大きく解消されているという。

「おかげさまで、ある程度安定した経営ができていると感じます。
資金面で焦ることがない分、今後の事業のこともいろいろと考えられるようになったので、とてもありがたいなと思います」

最後に、これから開業を考える医師へのメッセージを聞いた。

「当然不安はあると思いますが、やってみたら全く違う世界が見えてくると思います。
人生一度きりなので、やりたいことをやりきる、迷ったらやってみる、というところですね」

そして、一人ではすべてをやり遂げることはできなかったと、草山先生は付け加える。

「開業に至るまでの道のりは、実際にやってみてかなり険しいものだと感じました。
建物や医療機器、スタッフの選定、それ以外にも行政との折衝や手続き、申請関係など、
開業に向けて必要な業務は非常に多岐にわたります。

勤務医を続けながらそれらの作業を一人でこなすのは、きっと難しかったと思います。

また、心配や不安はつきものですが、それを払拭してくれるようないいパートナーが見つかれば、
順調に進められるのではないでしょうか。

私は下田さんと、もう1名の担当コンサルの方にお世話になりましたが、確実に、漏れなく開業までサポートしていただけました。
医歯薬ネットさんとは、まさに二人三脚でやってこれたと思います」



地域のシンボルである金太郎をモチーフにしたクリニックロゴ。
当初は「かっこいいロゴ」も検討したが、老若男女、誰もが親しみを感じられるクリニックにしたいという想いから、
お子様からご高齢の方まで愛着を持ってもらえる、かわいらしいデザインを採用した。


■弊社が開業支援をさせていただきました。

クリニック開業支援の専門企業として、本格的なコンサルティングを行っている医歯薬ネット。
開業の成功の鍵を握る開業場所の探索に力を入れ、開業ドクターの希望エリア内で最適な物件を探索し、ご提案します。
安全に開業までサポートした後も、経営相談・会計顧問業務で関わるため安心です。開業をお考えの先生は、まずは弊社セミナーにご参加ください。

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